WORKS

ないとう農園では生態系を維持し、おいしい野菜をいつまでもずっと育てていくために開園以来一貫して有機農業に取り組んでいます。
そのため、有機農業推進法が定める有機農業の定義同様に、栽培において化学合成農薬、化学合成肥料、除草剤、遺伝子組換え技術を使用しておりません。(種苗の購入時にすでに使用されている農薬は除く)

有機JAS認証(個別の包装に「有機」や「オーガニック」と表記するための認証制度)に関しては、費用対効果を考慮した経営判断で、今のところ取得はしておりません。しかし有機農家の販促ツールとして当農園でも今後効果的な場面があると考えております。そこでいつでも取得できるように、使用する肥料や資材は有機JAS認証で定められた方法に準拠しています。


※農薬については栽培圃場において有機JAS適合のものについても使用しておりません。
それは「無農薬野菜」や「有機野菜」と聞いて、より多くのお客様がイメージするであろう栽培方法をシンプルに実施したいと考えているからです。
また有機JAS認証の有無に関わらず個別の包装に「無農薬」と表示することは禁止されていますので、当農園でも個別のパッケージに単純に「無農薬」と表示することはありません。同等の表現が必要な場合は、ガイドラインに従って「栽培期間中農薬不使用」と表記いたします
大切な土作り

米ぬか、発酵鶏糞、緑肥、野菜残渣、雑草残渣、ミネラル(天然貝化石、天然苦土など)を肥料、土壌改良資材として使用しております。発酵鶏糞など有機JAS適合証明書が必要なものは取得が可能なもののみを使用し、製造工程を確認しております。

また惰性で施肥、無施肥としないことを心掛けています。理想とするのは、細胞壁が適度に厚くそれでいて水々しい、味わい深い健康的な作物です。そのためのアプローチとして土壌診断や前作の畑の様子などを根拠に、しっかりとした判断で適正量の施肥、あるいは無施肥を選択しています。

固定種、F1種、自家採種、分け隔てなく栽培しております。
開園当初3年間は固定種のみの栽培でした。その後F1種の導入により、当農園においての固定種の割合は減りました。しかしそのこだわりをゆるめたことで生産力が向上し経営の安定化につながり、かえって固定種の品種数、流通量ともにその絶対数を大きく増やすことができました。
現在は固定種もF1種も一長一短ある個性的な同じ命と考えております。ただ自家採種している作物はちょっとかわいく見えてしまいます。

育苗

夏野菜は電気を使わず発酵熱を利用した踏込み温床での育苗をしています。
温床で使用した落ち葉は2年寝かし、ポット育苗用の土として循環させています。

セルトレイ育苗に関しては市販の有機の土(有機JAS適合)を使用しております。

草や虫を活かした栽培をしています。

野菜が1番おいしいタイミングでの収穫
収穫から出荷まで全て自分たちの手で丁寧に。


自分たちや子どもたちがあんしんして食べることができる野菜を育てています。