コンポスト
さいたま市がオーガニックビレッジ宣言を行ったのをきっかけに、小さく動き出した事業があります。さいたま市内の保育園でコンポストを導入してもらう取り組みです。友人農家と「DOJOYラボ」というコンポスト普及を目的としたチームを組んでいるのですが、保育園での運用のアドバイザーとして今回の事業にも関わらせてもらっています。
この一週間で3つの保育園で先生方に向けてコンポストの講座をしました。これからそれぞれの園で、給食で出てくる野菜くずなどを堆肥化していくのですが、その前段としてコンポストをやる意義をみんなで共有したり、生ごみが堆肥化していく仕組みや、上手にやるコツ、実際に園児たちに日々やってほしいことをお伝えしたり、導入にあたって不安があることなどを質問してもらったり、ディスカッションの場をまずは設けました。保育園の先生方はすでにして毎日忙しく責任もあるお仕事の中なのに、園としてコンポストをやってみたいと手をあげてくれて、講座でもみなさんとても熱心に自分事として質問したり提案したりしてくれて、その積極性におどろきました。
日本の食料自給率はカロリーベース(38%)や生産額ベース(64%)で勘定していて、最近は摂取熱量ベース(46%)なんかも新登場してきて、数字自体は視点を変えるといかようにも読めるのですが、すごく甘く見ても、今後の努力の方向性としてはさすがにもっとあげていかなくちゃまずいんだろうなぁとみんなが思えるくらいの水準だと思います。でももっと大変なのは肥料の自給率でこれは現状ほぼ0%で、ということは、もはや実はなりふり構ってられないくらいの状況で、生ごみなんかの堆肥になりうる資源をゴミとして捨てて燃やしている場合ではなかったりします。残念ながら、よそから買えば事足りるという状況はままならなくなりつつあり、植物に必要な成分である窒素やリン酸やカリをちゃんと回収して畑に戻していくのが必須の農業シーンになってきています。ただコンポストは特に興味ない人にはただただ面倒なだけなので自然発生的にはおそらく広がっていかないかとも思っています。実用ベースでは生ごみをダンボールや缶と同じく資源ごみとして街として回収し、街主導で堆肥化していくという仕組みをつくっていけたらなと思っています。制度として整えればわりとみんな普通にやってっくれる気がするので、そうなるための機運を少しずつ高めていけるようにしていきたいです。
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