コンテナレンタルは始まらない
玉ねぎが今年はとても豊作で、たぶんジャガイモもかなり良く、こうなると、嬉しい反面それを入れとくコンテナが足りません。石油の関係でコンテナの価格も軒並みあがっていて、それでも買うしかないのですが、コンテナは掘り取りタイミングの今が最もたくさん必要で、あればあるだけいいのですが、実はずっと使いっぱなしというわけではなくて、中に入れてた玉ねぎだとかジャガイモだとかを売ってしまうと当然ぽかんと空になり、あとは日ごとに空のコンテナが庭のあちこちに積み上がり、場所も食うわで、あんなに欲しかったコンテナがみるみる邪魔者になってしまうのも経験でわかっているものだから、やみくもに買ったって仕方がありません。
そこで近所の農家で融通し合ってコンテナの需給のでこぼこを補い合えればこれは名案となりそうです。例えば現実に考えてみると、こういうことになりそうです。
ぼくは【さいたま有機都市計画】という、さいたま市周辺の有機農家が30件ほど集まったグループに入っているのですが、たぶんぼくはそこで、「コンテナ一個をひと月50円でレンタルしたいです、軽トラに積み込めるだけいっぱいを1ロットとして、50個くらいをいっぺんに引き取りに行きます。それを4か月くらいお借りしたいのですが、となると50円×50個×4か月で、締めて1万円となりますが、貸してくれる人どなたかいませんか?」みたいな投げかけをメンバーにするんだろうと思います。注意書きとして、日割についてとか、汚れや盗難の責任の在り方なんかを添えてみて、抜かりもありません。そしてもしそれに応じてくれたやさしい人がいたら、やさしいその人がどういう農家かというと、玉ねぎやジャガイモが例年に比べ予想外に採れ高が少なく、収穫時のこのタイミングでコンテナがほとんど余ってしまっている農家であるというわけで、なにせぼくらのグループはだいたいにおいて似たような品目をつくり、有機農業からして旬をずらして高く売るみたいな発想もあんまりなく、だからもうこの時期にコンテナが余っているということはつまりはそういうことだっていうのが、イモを見るより明らかで、こんな話を豊作側から持ち掛けるのはこれはどうやっても図々しいですから、そんなことくらいは、ぼくにもわかるものだから、コンテナレンタルの話はいつだって想像だけにとどまり、結局そこいらのホームセンターでコンテナを追加して買い、それを収穫で使って貯蔵庫にしまったと思ったら出荷で売ってもう出して、庭の片隅に空のコンテナが日に日にうず高く積まれているのをみて、なるほどこれはもしかしたら隣近所で融通し合えば解決するのでは?とまた思うのかもしれません。
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