踏込み温床スタート
今年も踏み込み温床が始まりました。踏み込み温床というのは、微生物が生み出す発酵熱を利用した昔ながらの苗づくりのやり方です。ナスやピーマンなどの夏野菜は、寒さに弱く、霜にあたったらとたんに枯れてしまいます。そのため夏野菜の苗を畑に植えつけるのは、ずいぶん暖かくなり、遅霜の心配が完全になくなるゴールデンウィークころになります。そのタイミングで立派な苗に仕上げとくためには、2月に種をまかないといけません。ですが2月はまだまだ寒いので発芽気温にとどきません。そこでなんらか加温してあげなければいけないのですが、普通は電熱線を使って電気の力で温めることになります。一方、踏み込み温床は電気を使わなくても自然の力だけで加温することができます。大量の落ち葉を集めて米ぬかをまぶし、水をかけて山にしておくだけで、2日もすると微生物が増殖し活発になりそのエネルギーで落ち葉全体が熱をもちます。最終的に温度は60℃くらいまで達し、積んだ落ち葉を少しほじくってやると湯気がもくもく立ち上り、手で触るとじんわりした暖かさを感じることができます。その発酵している落ち葉を枠にいれて、足でぎゅうぎゅう踏み込んであげるとしばらく発熱が続きます。この上に種をまいたトレイを並べることで、ホットカーペットの効果があり、寒い時季から夏野菜の育苗を開始できます。
踏み込み温床は電気がなくても、どこでも熱を生み出せるので、お花見の場所とりにももってこいの技術です。事前にブルーシートの下をちょっと掘って、発酵した落ち葉を入れておけば、屋外でもまるで床暖房の上でのように過ごせます。夜桜は意外と底冷えするので、踏み込み温床で場所取りすれば快適なお花見ができることでしょう。発酵のにおいが多少気になりますが。
※今年も地域の学校や施設に落ち葉集めをご協力していただきました。伊奈町近隣の施設で落ち葉集めのご協力いただける方はぜひお声がけください。フレコンバックという大きな袋をお渡しさせていただき、集まりましたら回収に伺います。いつも落ち葉掃除をしてそのまま捨ててしまうよ、という方がいましたらその落ち葉を資源として有効に活用させていただきますのでご協力よろしくお願いいたします。
0コメント