にわにはきゅうわにわとりがいる。
にわとりを9羽飼っています。二年と少し前くらいに、生まれたてのひよこでうちにやってきて、ピヨピヨいっているうちにアッという間に大きくなって、今では立派な雌鶏として毎日卵を産んでくれています。ぼくは農業の研修時代、お米作りも野菜作りも初めてで、やることなすこと新鮮で面白かったのですが、なによりもニワトリの世話には全霊を注いでいました。というのも研修時代はほぼ100%の食べ物を自給していて、「ないものは食べない」という不文律が存在する農園でしたので、ぼくも従わざるを得ず、基本的には野菜と玄米と少しの味噌みたいな生活で、22歳のぼくには当然ながら物足りず、食卓に卵がのぼった日ときたら、それはもう芯からくるたんぱく質とそれが織りなす動物的な旨味に、力がみるみる湧いてきて、つまりはあの頃の心と身体の支えだったのがニワトリでした。独立して農園をはじめてからも、自分でもニワトリを飼いたいなとずっと思っていたのですが、なかなかその機会がなく、ようやく最近になってうちでもニワトリを飼うことができて、ニワトリがいる生活になって、子供たちもけっこう可愛がっていて、エサの米ぬかも野菜もそもそもいっぱいあるし、フンは肥料になるし、卵は産んでくれるしでいいことづくめだなぁと、先日小屋の鶏糞を回収しながら思いました。(ニュースレター記事より)
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